Gレコ 富野監督記者会見内容
2014年3月20日 アニメ・マンガ コメント (5)
今日、あのー、この会場に来た時に、この会場を設定してくれたスタッフには、「スペシャルゲストではないだろう、当事者なんだから!」という抗議をしましたけれども、スペシャルゲストの文言が消えていないのがとても残念に思っています。
スペシャルじゃないんです。あのー、レギュラーです(笑)
…っていうような事を今ここでお話させてもらうという事が出来るので本当に幸せだと思っています。
恐らく個人業で始めたらこういう風に35周年を迎えられるとは思っていませんでした。
そういう意味では、キャラクターグッズと言われる物を中心にしたビジネスが、こういう形で35年間維持されてきたっていう意味については、本当に関係各位の協力があったからこそ出来たと思っています。
そういう意味では感謝すると同時に、むしろこのようなビジネスを目指す関係者、これ以後新しく参入するような方達が、"このシステムがどういう物か"という事を本当は見抜いていただきたい。
そういう物に対する目線という物が必ずしも業界の中に育っているとは思ってはいません。
そういう意味ではこの、あの、ガンダムチームというか、ガンダム関係各位のコラボレーションの在り方というのはもうしばらく続く、その"業務形態"という嫌な言い方をするんですけれども、ではないかという風に思っています。
で、同時にそういう立場にいて、正に当事者だから、だったわけですが、ガンダム以後どのように世代に対して乗り越えて伝えていくか、どういうようなメッセージを伝えていくかという事は、本当にこの15年ぐらいは本気で考えるようになりました。
が、それが具体的に形にする事が出来ずに今日まで来てしまいましたけれども、先程からご紹介にありましたように、「Gのレコンギスタ」という形でようやく輪郭を見ることが出来ました。
ガンダムは冠していますし、当然"G"にはガンダムが含まれていますが、"G"の一番の大きな意味は「ガンダム大地に立つ」のGroundの"G"です(ニコッ)
そしてそのレコンギスタというのは、実を言うとこれは造語ですが、レコンキスタから来ています。
…が、レコンギスタにしなくちゃいけないというのは極めて日本人的な感覚がありまして、「濁点が入ってないと売れないから!」(笑)
レコンキスタではなくレコンギスタにした、という意味付けも世界観の中には取り込んだつもりです。
で、それはどういう事かと言いますと、やはり三十数年やってきて、35年になるぞ、っていうような時期の中で、大人達のやってきている正にビジネスシステムとかビジネススタイルという物がまたこれから50年続くとは思っていません。
思っていないからこそ新しいコンテンツがいるのではないか、新しいメッセージがいるのではないか、と思いました。
そういう物を打ち出していく為にはどういう風にしたらいいのかっていうのを本当に考えた結果が僕なりにあるのがGのレコンギスタです。
そしてこれは明らかに、オリジンとユニコーンまでのファンとは違う、あなた達ファンが今現在お育てになっているお子達に見せていただきたい、お子達に見てもらう物にしていきたい。
で、そういうような物はガンダムというフィールドの中からこういう形で作ることが出来るのではないか、という事を示したつもりですし、示すつもりで今製作に入っています。
ので、えーと評価は終わってみないと出てきませんが、この歳になって良くやった、と自惚れている所はありますので、そういう意味ではすごく単純に乞うご期待、と同時に、お子達に対して、それからお孫さん達に対して、こういう物語があるよ、というのを伝えていただけると有難い。
そしてこういうような言い方を35年目にして言える自分も幸せだと思いますし、こういう場を提供していただけた関係各位には本当に感謝すると同時に、こういう場を持てるという事は、実を言うと、ファンの皆さんがいてくれたからこそ出来た事であるという意味で、本当に心から感謝します。
ありがとうございます。
スペシャルじゃないんです。あのー、レギュラーです(笑)
…っていうような事を今ここでお話させてもらうという事が出来るので本当に幸せだと思っています。
恐らく個人業で始めたらこういう風に35周年を迎えられるとは思っていませんでした。
そういう意味では、キャラクターグッズと言われる物を中心にしたビジネスが、こういう形で35年間維持されてきたっていう意味については、本当に関係各位の協力があったからこそ出来たと思っています。
そういう意味では感謝すると同時に、むしろこのようなビジネスを目指す関係者、これ以後新しく参入するような方達が、"このシステムがどういう物か"という事を本当は見抜いていただきたい。
そういう物に対する目線という物が必ずしも業界の中に育っているとは思ってはいません。
そういう意味ではこの、あの、ガンダムチームというか、ガンダム関係各位のコラボレーションの在り方というのはもうしばらく続く、その"業務形態"という嫌な言い方をするんですけれども、ではないかという風に思っています。
で、同時にそういう立場にいて、正に当事者だから、だったわけですが、ガンダム以後どのように世代に対して乗り越えて伝えていくか、どういうようなメッセージを伝えていくかという事は、本当にこの15年ぐらいは本気で考えるようになりました。
が、それが具体的に形にする事が出来ずに今日まで来てしまいましたけれども、先程からご紹介にありましたように、「Gのレコンギスタ」という形でようやく輪郭を見ることが出来ました。
ガンダムは冠していますし、当然"G"にはガンダムが含まれていますが、"G"の一番の大きな意味は「ガンダム大地に立つ」のGroundの"G"です(ニコッ)
そしてそのレコンギスタというのは、実を言うとこれは造語ですが、レコンキスタから来ています。
…が、レコンギスタにしなくちゃいけないというのは極めて日本人的な感覚がありまして、「濁点が入ってないと売れないから!」(笑)
レコンキスタではなくレコンギスタにした、という意味付けも世界観の中には取り込んだつもりです。
で、それはどういう事かと言いますと、やはり三十数年やってきて、35年になるぞ、っていうような時期の中で、大人達のやってきている正にビジネスシステムとかビジネススタイルという物がまたこれから50年続くとは思っていません。
思っていないからこそ新しいコンテンツがいるのではないか、新しいメッセージがいるのではないか、と思いました。
そういう物を打ち出していく為にはどういう風にしたらいいのかっていうのを本当に考えた結果が僕なりにあるのがGのレコンギスタです。
そしてこれは明らかに、オリジンとユニコーンまでのファンとは違う、あなた達ファンが今現在お育てになっているお子達に見せていただきたい、お子達に見てもらう物にしていきたい。
で、そういうような物はガンダムというフィールドの中からこういう形で作ることが出来るのではないか、という事を示したつもりですし、示すつもりで今製作に入っています。
ので、えーと評価は終わってみないと出てきませんが、この歳になって良くやった、と自惚れている所はありますので、そういう意味ではすごく単純に乞うご期待、と同時に、お子達に対して、それからお孫さん達に対して、こういう物語があるよ、というのを伝えていただけると有難い。
そしてこういうような言い方を35年目にして言える自分も幸せだと思いますし、こういう場を提供していただけた関係各位には本当に感謝すると同時に、こういう場を持てるという事は、実を言うと、ファンの皆さんがいてくれたからこそ出来た事であるという意味で、本当に心から感謝します。
ありがとうございます。
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